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2005年11月

対タバコ嗅覚 ~平日編~

タバコの煙に関して、

 「風で拡散してれば、少しはマシでしょ?」

とよく言われるけど、とんでもないデス。
臭いが濃いか薄いかは問題ではなく、
微量であろうが、臭い自体がダメなので、
拡散していたらどこまでも臭うから、余計につらい。
だから、『歩きタバコ』 はダントツで最悪。

朝。
玄関を開けると、タバコ臭い空気が入ってくることがある。
上の階の人、昨日の夜にまーた歩きタバコしながら帰ってきたんだな。
すぐにドアを閉めたところで、すでに玄関は臭いので、
消臭スプレーを撒き、茶香炉を焚いて、なんとかごまかす。
そして、コンソメスープや味噌汁の香りを嗅いで、鼻をリセット。
なぜか塩系の香りをかぐと、頭痛を和らげることができるのです。くんくん。

午前中。
風を入れようと窓を開けると、その風がタバコ臭い。
下の階の人が、ベランダでタバコを吸っているのだ。
いいわね~、アンタの部屋の空気はキレイで。
こっちの部屋はしっかりタバコ臭くなっちゃったよう。
空気清浄機は私にとっては効果がないので、
消臭用のお香に火をつけ、ダッシュでお風呂場に避難。
……実は、タバコだけでなく、お香の煙もダメなのです。
燃焼時間3分のお香の場合、煙が消えて香りだけになるまで、
小1時間は部屋に戻れない。
こんなときは、風呂場の掃除をしながら、洗濯もして、
回る洗濯機をじーっと見つめながら、小1時間、洗面所に引きこもる。
……寒い。

昼過ぎ。
スーパーへ買い物に行く。
徒歩10分の道のりに、3人の歩きタバコに遭遇。
1人目は、あろうことか地下道で。
澱む狭い空間を、鼻と口を押さえながらこらえ歩く。涙。
2人目は、バス停で。足元に、数本の捨てタバコあり。
灰皿がないバス停だって、お構いなしだ。
肺がんで早く死ねばいいのに、と思いながら通過。
3人目は、スーパーの入り口前。
灰皿があるから、世間的には吸ってよい場所。
でも、自動ドアが開くたびに煙が店内に入ってくるので、
入り口近くの野菜売り場と乳製品売り場はいつもタバコ臭い。
ちなみに、肉売り場に店の奥へ続く従業員出入り口があるんだけど、
奥は禁煙じゃないらしく、そのドアが勢いよく開くたびに、
ぶわっとタバコの臭いが舞い上がる。
よって、肉売り場も常にヤニ臭し。最悪。

帰り道でも、数人の歩きタバコ者と遭遇。
立ち止まって距離をあけたり、道を変えたり、いろいろ工夫しながら歩く。
しかし途中、不意をついてすんごいタバコ臭い場所があった。
風も強いし、誰もいないのに、なぜ!?
と、数歩先の水たまりに吸殻がポトポト落ちていて、ヤニ水と化している。
泣きたくなりながら、通過。

夕方。
宅急便が届くが、その荷物がタバコ臭い。またかよ~。
荷物の保管所か? それとも運転しながらタバコ吸ってんのか?
箱を動かしたりガムテープをはがすたびに、タバコ臭が舞う。
息を止めながらそーっと、かつ素早く開封。
ダンボール箱はベランダにポイ!
ああ、でも箱を開けた場所にビミョーに臭いが漂っている……。もうヤダ。

夜遅く。
ゲンが飲み会から帰宅。
おかえり~♪と抱きつくが、あまりのタバコ臭さに全力で突き飛ばす。

 「着てるもん全部脱げ! すぐ風呂入れ!!」

とゲンを洗面所に蹴り入れ、脱がした服を片っ端から洗濯機に叩き込んで、
洗えない上着はファブリーズでびしょびしょにしたのち、ベランダに吊るす。
ゲンもその同僚もタバコを吸わないんだけど、分煙してない飲み屋だったので、
他の客が吸うタバコの煙で、全身燻されて帰ってきたのだ。
……明日の朝、もっかいファブしなくちゃ。
ちなみに、前の職場に勤めていた頃のファブ消費量は、夏は週1本。冬は2週で3本。
レノアはまったく効果なかった。(レノアの香りもイヤだった)

こんな感じなので、正直、家から出たくないんだよねぇ。
もともと家でだらだらするのが好きなこともあり、
平日は可能な限り、引きこもり生活。極楽~(*^-^)

でも、休日はそうもいかない。
ゲンとデートしたいからね!r(^ω^*)))

でも、デートのたびに、ゲンを心配させてしまいます。
その話は、また今度。

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メモの用意までしたのに

テレ朝のいま得!という番組。
美容や健康、グルメ情報なんかをちゃちゃっと紹介する朝の30分番組なんだけど、
今日のテーマは、なんと「わずか300円で秋田美人になれる!?」だった。

なにそれ? 聞いたこどねな。
300円でおばこさなれるんだば、見ねばなんねなぁ。

と、地元モード全開でテレビをチェック。
いつもはスタジオでグッズや体操なんかを紹介している番組で、
ロケに行ったって都内近郊なのに、
なんとまー珍しく、今日はわざわざ秋田ロケ。
しかも、画面右上のキャッチコピーは、

 驚異の変身法!
 秋田美人は300円!?

ですから。
これは、よっぽどお得なグッズを紹介してくれるに違いない!
化粧水かな?
食べ物かな?
あ、季節柄、新米っていう手もあるな。
と、ワクワクする私をよそに、300円のブツを探すレポーターは、
小野小町ゆかりの地に行ったり、温泉に行ったり、稲庭うどんを紹介したり、
まーあれでもない、これでもないと、
わざとらしく引き延ばすような秋田巡りの末に、たどり着いた先が「道の駅」。

 「あーーーーーーーーーっ! あれは!!!!」

って、すっげえ驚くリポーターの視線の先にありましたよ。

 美人証明書、発行します。 315円(税込)

貴女は小野小町にも勝るとも劣らぬ美人であることをここに証明いたしますって書いてあるA5ぐらいの表彰状に道の駅の駅長手ずから署名して手渡してくれるんだけど別に金出せば美人じゃなくても男だろうが誰でも買えるもんで月に100枚も売れてるんだって。

って なんだそれ!?Ψ(`ロ´)Ψ

情報番組で紹介するようなことかよ~。
呆れた。
企画したヤツの顔が見たい。

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VIVA!デジタルメイク Part.2

調子に乗って、もう1枚、修正してみた。
テーマは、「化粧品ポスター」。

さあ、下の写真に、カーソルを乗せてみよう!

我ながら、愕然

頬をサクッと削って、お肌をつややかにして、
しみとくすみと目の下のくまをチョチョイと消してチークとリップも施して、
閉じ気味の目を開き、出すぎの歯を隠しつつ白くしてみたんだけど。

もう、スッピンで外に出るのはやめようとか、思い知るよね。
あと、顔やせろよ自分、とか思い知る。

今日から、リアルメイクもがんばります……。しくしく。

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VIVA!デジタルメイク

例えば、小さなシミやニキビを消したり、
暗い部分を明るくしたり、目元や口元の形を整えたり。

仕事柄、できると便利だったので、
そんな、ちょっとした写真の修正テクニックを、身につけた。
別人のようにキレイな顔にするのではなくて、
本当に、ほんのちょこっと手を加えるだけなんだけど、
顔の印象は、素晴らしく変わる。

こだわることは、ひとつだけ。
私から見た「相手の普段の顔の印象」に近づける、ということ。
そうすると、ナチュラルで素敵な顔に仕上がる、と思っている。

自己流だから、プロから見れば粗い加工だと思うけど、
これが意外と評判がよい。
喜ばれると、嬉しくなる。
で、photoshopの本を買って、いろいろ勉強してみた。
その成果がコレ。

tom_ba

スッピン顔にメイクも施し、この仕上がりッスわ。
ヘンな顔なのは、この際、置いといてください。
逆光の写真を、いかにイケてる写真にするかということに挑戦したんです!

写真全体を明るくして、背景だけをぼかし、左側にある余計な荷物を消して、
不自然にならない程度に顔を小さくして、シミを消し、ファンデ代わりに肌色を乗せて、
口紅を塗り、白目の白を鮮やかにして、瞳に映り込みを加えて、できあがり。

ほんとは、胸をデカくして、腕も細くしようと思ったんだけど、
切なくなるので、やめました。
顔の幅を、若干小さくしている時点で、じゅうぶん切ないんだけどね。
フッ……。

デジタルメイクを施した写真だけを集めたアルバムでも作ってみようかしら。

「思い出を色鮮やかに」とかなんとか宣伝してる写真屋なんかに、負けなくってよ。

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タバコ被害と向き合う その4

北里研究所病院から、A4版の封書が届いた。
結構、分厚い。

診察券と、病院のパンフ。
化学物質過敏症外来の資料も入ってて、
これは、病院パンフよりもページ数があります。
シックハウス症候群に関する雑誌記事のコピーまで添えてある。
そして、キャンセル待ち申し込みハガキ。
さらに、強力活性炭入り脱臭マスク!
……行き届いてるなぁ。

そして、問診表。
これが、A4で14枚もある超大作。
……これ、全部書くのか。
……後にしよう。

受診当日も、なかなか大変そうです。
まず、前日の準備として、センター内の空気を清浄に保つために、
しておかなくてはならないことがある。

・入浴時の石鹸・シャンプー・リンスは、香料の入っていないものをご使用ください。
・化粧水・乳液・日焼け止めクリームを含む化粧品類・マニキュア・香水・ヘアースプレー・ムース・ポマード等の整髪料および制汗剤は、化学物質を非常に多く含む製品であるため、使用しないでください。
・喫煙・飲酒は前日から中止してください。

本当はこの他にも、まだまだ項目がある。
それぐらい、化学物質過敏症の人にとって、
身の回りのものは危険に満ちているんだろう。
私にとって、タバコ残臭のある人や場所が、嘔吐の対象であるように。

よし、無香料のシャンプーセットを買いに行こうっと。

化粧品関係は、まったく問題なしッス。
無香料の石鹸で洗ったあとに、ほっとけばいいんでしょ?
それは、ほぼ普段通りなので。
はっはっは。

あとは、気になる初診料の内訳も、ちゃんと資料に明記されてました。

・一部負担金(保険適用後の受診料) 18,000~20,000円
 →カルテ作成
 →採血・採尿・心電図・視力・眼圧検査
 →センターの環境への順応時間を利用し、化学物質過敏症に関するビデオ鑑賞
 →眼球運動検査
 →MTF(白黒のコントラスト感度検査)
 →瞳孔検査
 →診察
 →次回予約 という流れで、所要時間は3~4時間。長い……。
化学物質過敏症の症状のひとつとして、自律神経機能の障害による
目の異常を伴う場合があるそうで、眼科的検査が組み込まれているそうです。へぇ~。
・入室料(検査衣、履物等の消耗品代含む) 5,000円
・郵送費(パンフ、問診表、マスク等の代金及び郵送代) 1,000円

----------------------------------------------------
合計 24,000~26,000円

って、マスク有料 っすか。

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お悔やみ申し上げます

本田美奈子.さんの言葉。

 「歌が好きだから、どんな歌でも歌えるようになりたい。
 歌に、壁を作りたくない」

そう言って、アイドルからミュージカル女優へ、
そしてクラシック音楽へと挑戦していくその姿は、本当にカッコよかった。

なんで、死んでしまうんだろう。
どうして、彼女が。

こういうのは、本当に悔しくてたまらない。

心から、ご冥福をお祈りします。
どうか、安らかに。

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タバコ被害と向き合う その3

北里研究所病院にある、日本で唯一の“化学物質過敏症外来”。
予約受付開始の時間まで、まだ数時間もある……。

仕事でもすっか。ちょっとだけ。

と、思ってパソコンに向かったつもりなのに、
はっと気づけば16:30。

やだもう~~~、どうしよう!
予約って、すぐに入れないと混んじゃうじゃない?

で、慌ててかける。

 「あの、初診なんですけど、紹介状とかもないんですけど、
 いきなり検査、できるんですか?」

 「はい、できますよ。検査のご予約ですね。ご希望の先生は?」

こうあっさり言ってくれると、本当に、本当に安心する。

 「えっと、わかんないんで、おまかせします」

 「では、一番早く検査できる日程で、ご予約をお入れしますね」

 「お願いします!」

 「えーとですね……、はい、一番早く検査できるのは、
 12月16日(金)の朝8:30 になります」

じゅっ……12月!?
遠いなぁ……。
小一時間、電話するのが遅れたとかそんなレベルじゃない。
そうだよね、日本で唯一だもんね。

 「じゃあ、そこで予約入れてください」

……検査までの1ヶ月ちょい、どうしてればいいんだろう。
ビタミンと水をたっぷりとって運動して汗かいて過ごそうか。
でも、それで検査前に治っちゃったらどうしよう。
ていうか私みたいな軽症な人間が予約を埋めちゃっていいのかな。
待合室にはきっと、とても重症の患者さんもいるだろう。
私、肩身の狭い思いをしないだろうか……。

そうだ、お金、いくらかかるんだろう。

 「初診のみ保険が適用されますので、2~3万になります」

( ゚Д゚)…………?
なんか、日本語オカシクナイデスカ?
保険が適用されて、“万”?
初診のみ適用されるから、“万”?

そのあとはどうなるのーーー!?

とりあえず、化学物質過敏症についての資料とか、
問診表を郵送してくれるというので、それを待つことにする。
……いろいろ聞きたいことは、それに目を通してからにしよう。

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タバコ被害と向き合う その2

ゲンが、「すっぴんでいこう!」というブログを見つけてくれた。
"NO SMOKING"というカテゴリを、読んでみた。

さすがゲン、わかってるわぁ。
ここの文章は、文体も内容も、かなり私好みだ。

加えて、「タバコによる化学物質過敏症にご理解とご協力を!
というサイトも見つけてくれた。

すごいな、ゲン。
サイトのチョイスが的確です。惚れ直し!!

理解して、心配してくれる人の存在は、かくもありがたい。
一通り読んで、化学物質過敏症がどんなものか、
簡潔に知識を得ることができた。
同じ苦しみを持っている人が他にもいる事実にも、救われた。

うん、よし、病院を探そう。

Yahoo!で、“化学物質過敏症 診察 病院”で検索したら、
2番目に、「病院情報」というページがひっかかった。
シロアリ駆除剤が原因で化学物質過敏症になった方が作っている、
みやこのホームページ」の中のコンテンツだ。
シックハウス症候群について、詳しくまとめられているサイトで、
タバコについては、あまり触れられていない。
でも、この「病院情報」というページは、そそる。
全国の病院からチョイスされているけど、
ウチからは、「東京労災病院」と「国立相模原病院」が近い。

まずは、東京労災病院の代表電話にかけてみた。

 「タバコによる化学物質過敏症の検査は、行なっていますか?」

と聞いたら、担当部署に回してくれた。

 「当院はシックハウスが原因の化学物質過敏症の検査や診察は行なっていますが、タバコが原因かどうかを調べる診察はしていません」

そうですか……。

 「あ、でも、北里病院がそのような治療で有名です。
 あとは、杏林大学病院では、受動喫煙症の治療をしているらしいです」

まあ、そうですか!
電話の向こうの、女性の優しさにまたもや救われた。
ご親切に、ありがとう。本当にありがとう。

たしか、杏林は、吉祥寺の方にあったはず。
いいねぇ、吉祥寺。
そんな理由で、まずは“杏林大学病院”に電話。
同じように質問してみた。
若い男性が応対に出たんだけど、

 「それは当院の、何科になりますか?」

と返された。

知るか!!

こっちが聞いてるのに、何それ?
軽くイラッとしながら「知りません」と答えたら、
かなり長いこと保留されたのち、こう言われた。

 「初診の場合、まずは総合診察科にかかっていただいて、
 そこで詳しい話を先生にしていただいてから、
 適切と思われる科で診察してもらうことになります」

そうですか。

……じゃなくて!
タバコによる化学物質過敏症の検査はやってるかって、聞いてるんです。
ちゃんと質問に答えろ、もー。
で、また数分保留された。

 「お待たせしました。担当の科におつなぎします」

そりゃどうも。
しかし、保留音を聞くことさらに数分。
まだかなーと思ってたら、ブツッと音がして、電話が切れた。

……例え検査をしていても、杏林には絶対に行かねぇ。

気を取り直して“北里病院”を検索。
トップに「北里大学病院」がひっかかった。
同じように電話をかけると、おっさんが不機嫌な声でのたまった。

 「うちではタバコ関係の診察はしてませんねぇ」

え、あれ? なんで?

 「それは多分、北里研究所のことだと思いますよ」

……?

「北里大学病院」は、北里という場所にあるからその名前で、
「北里研究所」は、かの有名な医学者・北里柴三郎が創立した施設。
同じ“北里”の名がつくものの、両院はまったく関係ないそうだ。
で、タバコ関係をやってるのは、研究所の方だと言う。

へぇ~、そうなんですか。知らなかった。どうも失礼します。

……ふぅ、なんか、めげそう。
目がしぱしぱしてきた。
頼むよ北里研究所~~と、もう祈る思いで「北里研究所病院」に電話。
お姉さんの、柔らかい声が、耳に溶けた。

 「はい、行なっております」

キターーーー゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚ーーーッ! ! !
ついにキタ! やっとキタ!! もう離さない!!!!

初診から、専門の科で見てもらえるという。
完全予約制で、電話受付は15:30~17:00だと教えてくれた。
まだ、11時だ。

 「時間になったら、改めてお電話いただけますか?
 先生が、詳しく話を聞いてくれますので」

だってーーーー!!!

ビバ!北里研究所!!!
その名は伊達じゃないね。トップページに掲げられた、

 わたくしたちは「心ある医療」を行います

という言葉が心に染みます。
沿革の中にある「尽力」という言葉に説得力を感じます。

まだ、問い合わせしただけなのにね。(続く)

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タバコ被害と向き合う その1

昨日、久しぶりに会った友達と、
素敵なアンティークカフェに行きました。
そのお店で彼女と過ごす時間にウキウキして行ったのですが、
入り口に入った瞬間、ムッとタバコの臭いがして、
瞬間、体が引き返しました。
でも、そのお店でお茶することを彼女もとても楽しみにしていたし、
せっかく来たんだし……と思って、お店に入りました。

小1時間、楽しくおしゃべりをして、店を出たあと、彼女に打ち明けました。

 「お店に入ってすぐ、すごくタバコ臭かったね~」

 「えっ! 私、全然感じなかったよ?」

愕然としました。

その友達は非喫煙者で、タバコの臭いは好きではありません。
なのに、彼女はその店のタバコの臭いがまったく気にならなかった。

私は、頭痛がするほど、タバコ臭さに包まれていたというのに。

私は、3年半前から、タバコの臭いに敏感になりました。
どんな広い場所でも、たった一人が吸っていれば、
瞬時にその臭いで具合が悪くなります。
他の誰もが「何も臭わないよ?」と言っているのに。

それでも、私は、皆も臭いを感じているはずだと思っていました。
感じていても、具合が悪くならないから気にならないのだろうと、思っていました。

でも、信頼する彼女の「全然感じなかったよ」という一言で、
はっきりと、自覚しました。

皆は、本当に臭いを感じていないんだ。
ああ、私が、タバコの臭いに、異常に敏感なんだ。

タバコの煙や臭いで、具合が悪くなるようになった原因は、
この9月まで勤めていた会社の環境にあったと思っています。
私を含めて3人のスタッフで切り盛りしていた小さな会社でしたが、
他の2人はヘビースモーカーで、絶えずタバコを吸っていました。
換気扇はなく、窓を開けても風のない日は空気がこもる部屋でした。
エアコンをつける季節になると、部屋が煙で白く霞むほどでした。

これほどタバコの煙が充満する環境に身を置くのは、
人生で初めてでした。

当初、私自身も1日に1~2本程度、タバコを吸っていましたが、
入社してすぐに、なんとなく、タバコを吸わなくなりました。
同時に、社内のタバコの煙と臭いに嫌悪感を抱くようになりました。

半年後、初めて会社で吐きました。
その頃には、出社すると同時に頭痛が始まり、
市販の頭痛薬はまったく効かなくなりました。

帰宅して、すぐに脱いだ服を洗濯機に叩き込み、
お風呂に入って真っ先に髪を洗う習慣がつきました。
洗濯できない上着やカバンには、念入りにファブリーズを使い、
外に干して乾かさないと、タバコ臭くて身につけられないようになりました。
そのうち、ファブリーズの臭いでも具合が悪くなるようになりました。

同居している恋人は、タバコをやめてくれました。

完全分煙化されていない場所での飲食は避け、
歩きタバコをしている人がいたら道を変え、
タバコ臭い人たちで混雑する場所ではハンカチで口元を覆い、
なんとか生活を続けていました。
タバコに触れるのは、会社だけになりました。

ある日、社長に、社内を禁煙にしてもらえないか、頼んでみました。

 「何十年も煙草を吸いながら仕事してるんだ。
 お前一人のために、今さら禁煙になんかできるか!!」

と、怒鳴られました。
なら、せめて空気清浄機を買って欲しいと頼むと、

 「煙草を吸うたびに機械が動くんだろ?
 そんな中で煙草を吸えっていうのか!
 うちはお客さんのほとんども煙草を吸うんだ。
 その人たち全員に、同じ思いをさせるのか!?」

と、怒鳴られました。

こうして私は、休むのは断じて許されない職場環境の中、
去る9月に退社するまでの3年半、毎日毎日、
頭痛と吐き気、めまいを我慢し続けながら仕事をしてきました。

空いた時間に行ける手近な病院に通いましたが、
頭痛薬や胃腸薬、精神安定剤を処方する対処療法しかしてくれず、
根本的な治療は望めませんでした。
でも、積極的に病院を探す気力も沸きませんでした。

今、その会社を辞めて1ヶ月経ちます。
体調は、劇的に回復しました。
もう、頭痛もしません。
薬もいらないし、なんて幸せなんだろうと、涙が出ます。

どう考えても、頭痛や吐き気の原因は、タバコです。
そして、タバコの臭いと煙に敏感になったのは、
先の会社に入ってからです。

だから私は、この症状は、
大量の副流煙による、急激な受動喫煙が原因だと思ってます。
先の会社の環境のせいだと、断言したいぐらいです。

でも、社長には、

 「お前もタバコを吸ってたくせに」

と言い捨てられました。

タバコを吸い始めたのは、18歳の夏です。
きっかけは、友達が吸っている姿が、カッコよかったから。
それから22歳頃まで、2日で1箱吸っていました。
それ以降は、自然と1日1~2本になり、
まったく吸わない日が続くこともありました。
惰性で吸っていたようなところもあり、
吸わなくても別に平気だったので、
いつしか、飲み会の席でたまにもらいタバコをする程度になりました。
タバコの煙で部屋が霞むような場所にいたこともありません。
他人が吸うタバコを嫌悪することも、ありませんでした。

ごくノーマルな、喫煙環境でした。

さて、ここで問題です。

タバコによる体の不調は、
「化学物質過敏症」という病気の、ごく初期段階にあてはまるようです。
これは、過去に自身でタバコを吸っていたことが原因なのでしょうか?
それとも、受動喫煙による被害なのでしょうか?

……そもそも、本当にタバコが原因なのでしょうか?
化学物質過敏症かもしれない、ということも、推測でしかありません。

この答えを、専門の医療機関ではっきりさせることについて、
ずっと躊躇していました。
もし、タバコを受け付けない体質であるという結果が出てしまったら、
タバコを吸う人たちに、どう思われるだろう?
友達の多くはタバコを吸うし、実家の家族も皆、喫煙者です。
そんな人たちに、なんて言えばいい?
どう言ったって、気まずくなるような気がしてなりません。
それなら、頭痛を我慢してでも黙ってるほうがいい。
そう、思っていました。

逆に、もし、タバコが原因ではなかったら?
タバコを吸う人に対する怒りや苦しみをどこに持っていけばいいのか、
戸惑い、自己欺瞞に陥ります。
恥ずかしくて、泣きたくなるでしょう。
そんな保身に走る気持ちもあります。

でも、

 「私、全然感じなかったよ?」

という彼女の一言は、ああ、そうなんだと、素直に思えました。

私は、病気なのかもしれない。
ちゃんと調べないと、命に関わるのかもしれない。
仕事を辞めた今なら、遠い病院にも行けます。
納得のいく専門の医療機関で、
きちんと診察してもらおうと、思い立ちました。

今日から、このことについての日記をつけていきます。

同じ悩みを抱える、多くの人の役に立ちますように。

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低レベルな女たち

鶴岡八幡宮をお参り。
せっかくだし、お守りでも買おうかと思ったんだけど……。

巫女さんたちを見た途端、買う気が萎えた。

売り場の巫女さんは手元の作業しか頭にないらしく、
まったく顔をあげようとしない。
まるで、話し掛けないでと言わんばかりの無視っぷり。

気まずく目をそらしたら、向こうから巫女さんが一人、
大あくびしながら歩いてくるし。
せめて口元隠せよ。
歩き方も汚いなぁ……。

社務所の奥の方にしゃがんで隠れているつもりなんだろうけど、
携帯に夢中の巫女さんもばっちり丸見え。

なんか……がっかり。
揃いも揃って仏頂面だし。
目が合っても、すれ違っても、挨拶のひとつもないし。

毎年初詣に行く田舎の神社の巫女さんの、
心温まる笑顔を思い出す。
今年はいい年になるかも、なんて、
なんだか嬉しくなった、あの笑顔。

それに比べて、
目の前の無愛想な顔の寒々しいこと。
宝くじ売り場のおばちゃんたちのほうが、よっぽどありがたいわ。

あーあ、早く年が明けないかなー!
初詣であの笑顔を見てお参りし直さないと、げんが悪い。
神様どうか、今日祈った願い事が腐りませんように。

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