« 素晴らしい! | トップページ | 結果が出るのは15日 »

肝に銘じます

林家こぶ平改メ 九代 林家正蔵 襲名披露 “特選落語名人会”』に行ってみた。

落語を聞くのは、だい~ぶ前に浅草の寄席にふらりと入って以来の2度目。
そのときの噺家さんは知らない人だったけど、とっても面白かった。
手品や曲芸などの寄席演芸もあって小一時間楽しめて、
チケットは映画と同じくらいだから、とってもお得。

今回は、三遊亭圓歌師匠と、春風亭小朝師匠も高座にあがる襲名披露。
なのにチケットはS席たったの4,500円。
んもー安いわ~。うっとりしちゃう。

小朝師匠は、やっぱり素晴らしかった。
軽口の世間話から始まって、それがもうウイットに富んでいて面白くって、
続いたネタが、『親子酒』。
禁酒を誓い合った父と息子が、結局互いの居ぬまにべろべろに飲んじゃう話なんだけど、
そのおバカっぷりと飲みっぷりが、おっかしくて最高だった。

圓歌師匠は、ご自分の身内話をネタにした『中沢家の人々』。
実の両親と、亡くなった前妻の両親と、今の奥さんの両親の計6人もの親を、
ひとつ屋根の下で養っていたというすごい実話がもとになっていて、
これまためちゃめちゃおかしかった。
宮内省から「天皇陛下の御前で落語をしてほしい」という電話がかかってきたんだけど、
それが4月1日だったもんで、信じるわけねぇだろ!っていう話もあって、
おっもしろかったぁ。

さて、肝心の林家正蔵が披露したのが、『芝浜』。
酒びたりで仕事をしない魚屋が、久々に浜へ仕入れにいってみたら、
大金の入った財布を拾ってしまって有頂天になる話。
しっかり者の奥さんにジンとくる人情話なんだけど……。
なんというか、キレイに上手で、あまり感動しなかった。
うまいなぁ~とは、思ったんだけど。

年季の差を、目の当たりにした思い。

上手だけでは、人を惹きつけられない落語の奥深さ。
大変勉強になりました。

それを裏付けるように、何より今回心に残ったのは、
小朝師匠の口上での一言。

 「正蔵は日々稽古を積んでまいりましたが、それは自分が安心するための稽古でした。
  これからは、芸を磨く稽古をしていかなくてはなりません」

恐れ入るお言葉に、私の背筋もつられて伸びた。
甘やかさずに叱咤激励し、お客様に対しての筋をきちんと通す。
そんな師弟関係が、ちょっとうらやましくもあった。

|

« 素晴らしい! | トップページ | 結果が出るのは15日 »

映画とか舞台とか」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 肝に銘じます:

« 素晴らしい! | トップページ | 結果が出るのは15日 »