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この1週間を覆った訃報

土足厳禁のオフィスで過ごすためのルームシューズは快適でした。
着ていく服は今までの服で大丈夫だし、も少しカジュアルでも平気そう。
元気よく挨拶! がモットーの会社だから、地声のデカさも気にしなくていいし。
与えられる仕事は、まだ最初の1週間だし、庶務的なものから手始めに、
空いてる時間は、過去のゲーム開発の議事録を読んで仕事の流れをお勉強。
私が船頭になって進められそうなイレギュラーな作業がいきなり候補に挙がったり、
週末には芸術系大学の卒業制作発表会&企業懇談会に顔を出し、
ゲームコースの講師の方と名刺を交換するような機会もあって、
最初の1週間にしては、充実していたように思う。

タイムスケジュール的には、今までより30分早起きして、
40分早く家を出て、30分長い通勤時間を過ごして、
1時間長い勤務時間を過ごし、1時間半遅く帰宅。
今までよりも「勤務」に取られる時間が増えた。
これが思いのほか、しんどかった。
1日1日、体に疲労が溜まっていくのがわかる。
慣れるまでは、日が変わる前に寝るようにしようと思う。

そんな週半ばの水曜日に、
ファミマガ時代にとてもお世話になった方の訃報が届いた。

当時私は、ハタチそこそこのアルバイトで、一所懸命やる以外にとりえのない子供で、
足りない手順で失敗したり、人間関係でいろいろ騒ぎを起こしたり、
若さ故のストレスでムカついたりヘコたれたりしながら、毎日もたもたと編集部にいた。
そんな私が、たまに涙目になったりしてると、
「気にすんなって~」と、いつも同じ笑顔で笑い飛ばしてくれた人だった。
他にもそういう声をかけてくれた人はいたよ? いたけれど、
「バッカだなぁ」と、スカッと笑い飛ばしてくれるのは、この人だけだった。

その笑顔としゃべりに、どれほど救われたことか。

部署の違う人だったし、最近は交流も薄くて、
数年に1度、お酒の席で会うぐらいしか機会がなかったんだけど、
面白がりながら、強くこだわりながらという仕事への姿勢に学ぶところは多く、
たまの席で変わりない姿を見ると、妙に嬉しくなってしまう存在だった。

尊敬できる、心の先輩。

実は、今の会社にひょんなつながりがあって、
これから一緒に仕事ができるかもしれなかった。
そうなったら、やっとお役に立てるときがくる、
ハタチそこそこのときよりはできるようになったじゃんって、言ってもらいたい。
緊張するなぁ、わくわくするなぁ、
そんなふうに、入社が決まったその日から、ひそかに心踊らせていたんだけれど。

もう一緒に仕事、できなくなった。

祭壇には、あの笑顔。
「なんで?」と問いかけても、ただ笑ってた。

正直、こんなに大きな喪失感で体が重くなるとは思ってなかった。
それがまた私を悲しくさせている。

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