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2008年3月

完売御礼

悶々と苦しみながら作った同人誌500冊が、
4日間のイベントで、完売しました。
初日150冊、2日目100冊、3日目と4日目で125冊ずつというふうに、
日々の販売数を決めて売ったのですが、毎日完売でした。

A5版、32ページで、1冊 1000円だったのに。

来る人来る人、ウチのブースを見つけると駆け寄ってきて、
中身も見ずに、「1冊ください」と言うのです。
「ただのカラーコピー本だと思ってたら、すんごい真面目に作ってますね~」と、
パラパラと中身をめくって、「バカですねー!」と爆笑してくれた女性とか、
手に取って「すげぇ!すげぇ!!」を連発して、
「来れなかった友達の分もください」と、2冊買っていってくれた人とか、
何度かブースの前を行ったり来たりして、悩みに悩んで買ってくれた人とか、
「モンハンやめて、これ買う」と、お母さんの顔を見上げて、
お財布から大事な千円札を出してくれた小学生ぐらいの男の子もいました。

本当に、いろんな人が、買っていってくれました。

自分が作った本を、直接手渡して売ったのは初めてだったけど、
妥協しないで頑張ってよかった……と、しみじみ思いました。

あの人たちの千円に、胸を張れる努力はしたから、
自信を持って呼び込みできたし、
コレくださいと言う顔に笑顔で答えて、きちんと本を渡せた。
葛藤しようが、苦しかろうが、
その中でのベストを尽くして本当によかった。
売ることを恥ずかしいと思うような真似をしなくてよかった。

ていうか、いや~~~~ほっとした!

本の中身の評価を、板やブログでもまだ見かけていないから、
安心もまだ半分だけど。

……と、ここまで書いて思いついた。
mixi に、イベント関係のコミュがあるかもしれない。

(検索ちう)

………………あった!!!

>すごく読み応えがありました。

>すごく面白かったです!
>作りの本気っぷり必見ですよー(笑)
>ブースの方に「仕事しないで作ったんですよ!!」と力説されて
>リアクションに困りました(笑)

好評価、2つあった~~~。
ちゃんと、身内じゃなかった~~~~。
うわ~~~ん、嬉しい~~~~~~~~~~~~~~~~~。
やっとぐっすり眠れる~~~~~~~~~。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。

あとは、2chとか、ブログ検索とかで、評価をちまちま探すとします。
何はともあれ、
お疲れさまでした<(_ _)>

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一区切りついたッス

泣きながら家を飛び出して、自分から仕事に“カンヅメ”になり、
昨日、ようやく全部終わりました。

ただいま!!

ゲーム雑誌を作ってました。
もうちょい詳しく説明すると、ゲームの中に登場する架空のゲーム雑誌を
リアルで作ることになって、その編集と執筆をしてました。

週末に開催される某イベントの会場で、500部限定で販売されます。
イベントのテーマは「学園祭」で、この本はいわば「同人誌」なんだけど、
それにしては随分本格的なものを作ったねぇと、関係者は皆驚いています。

しょうがないじゃん。本物の作り方しか知らないもん……。

確かに、A5版、32ページのミニ本だけど、ものすごい密度の本になりました。
作業する時間しか取れなかったから、自分的には満足度80%の出来。
もっと考える時間があれば、もっと違うアプローチができたのにと、
悔しい部分も多々あるけれど、
周りのみんなが出来上がったものをとても喜んでくれたので、
ひとまず、よかったのかと、思います。

でも、正直に言えば、出来るからやっただけで、楽しくはありませんでした。
つまらなかったわけではないし、手も抜いてないけれど、
ただ目の前にある作業を、黙々とこなしていった感が強いです。
そして、入稿を終えて、下版した今、
一仕事終えた爽快感はまったくありません。

買ってくれる人のために作った気がしないからです。

「こんな本を作りたい」という、
身内の欲求を満たしただけで終わったんじゃないだろうか。
そんな思いが、頭から離れません。
それは、私が最も嫌う仕事のやり方です。
伝えたい情報を、さも本を買う人が知りたい情報であるかのように変換する。
書いてて、気持ち悪くてしょうがなかった。

「満足度80%の出来」は、身内に対しての達成率です。
お金を出して買ってくれる人への達成率は……、
買って読んだ人が決めることだけど、不安でしょうがない。
自分の中では、限りなく低い。

やりたい仕事と、求められる仕事は違う。
やりたいことと、できることも、同じではない。
できるからといって楽しいわけではないし、
楽しくても、仕事にした瞬間にそれはゆずれないポリシーに変わる。

涙の爆発で迎えた混乱は、ひとまず落ち着きました。
でも、思索はしばらく続きそうです。

そうそう。
家にも帰らず、連日連夜仕事をしていて、
ひとつだけ、心底よかったと思ったことがありました。

子供がいなくて、本当によかった。

子供がいたら、今回の仕事は絶対にできなかった。
 「家のことがあるので、そこまではできません」
なんて言わなければならない場所に立たされたら、
耐え難いストレスと悔しさで、いっそ死んだほうがマシだと思ったに違いない。
たとえ悩み苦しもうとも、やりたいと思う物事に向き合えてよかった。
向き合うことに諦めたり妥協したりしなくてもいい身軽な今を、マジで幸せだと思った。

やっぱり、仕事が好きなのかな。
どうなのかな……。

最後に。

いつもいつも私の味方になってくれて、
好きなようにさせてくれるゲンに心から感謝します。

それから、迷惑な顔ひとつ見せず、
真夜中のシャワーや布団を貸してくれた友達にも、心から感謝します。

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