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切なくて身悶える 「百万円と苦虫女」

ラストのセリフにすべてが集約されていると思った。

明日への出会いに一歩を踏み出す半分、
別れた昨日までの居場所に軽く胸をうずかせる半分。

その、昨日と明日のあいだの時間はとても貴重だ。

不器用だった自分の全部を心の芯にしっかり抱き留めながら、
みずみずしくて新しい次の自分に飛び出す門出だ。
「大人になる」と言えば簡単だけど、
本人にとっては、生まれ変わる本当に大きな瞬間だと思う。

人は、すれ違いを繰り返しながら、
自分だけの出会いを得て、居場所を作っていく。
その時が来るまでは、どうぞ不器用でいてほしい。
不器用な時間を過ごした分だけ、
深くて素敵な大人になれると思うから。

だから、彼女と彼のこれからは、
もどかしくてうまくできない思いをした昨日よりも、
ずっとずっと、幸せで愛に満ちたものになると思う。

……願わくば「もう一度」って思っちゃうんだけどね!

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切ない度:★★★★★

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