日々これ編集！

解毒目的で、毎日半身浴してます。
これやらないと頭痛が治まらないし、体のドロつくようなダルさが取れなくて、
次の日起き上がれないのよね。

でも、世の女性たちは、ダイエット効果を期待して半身浴をするよね。

ダイエットねー。
確かに、効果あるかもしれないよ。

半身浴を始めてからというもの、体重が変動しなくなった。
もりもり食べると、じわじわ太って、
ハッとして間食を減らしたり、晩ごはんを節制したりしてたのに、
最近は、もりもり食べても体重が変動しない。
年末年始で1～2kg太っても、2～3日で元に戻る。

「運動してる？」と聞かれれば、
「うん、週末に、Wii Fitを少々？」と答える程度なので、
半身浴が、日々のカロリー消費の帳尻をあわせてくれてるんだと思う。

上半身に玉のような汗をかき、顔をしたたる汗をぬぐいながら、
毎晩お湯につかること40～50分。
風呂上がりには、梅漬けをかじったのち、
ハチミツリンゴ酢のソーダ割りを焼酎グラスでグビグビプハー！で、
ベッドにだりーんと大の字に伸びる。

結構、体力使うのよ。

だから、ちょっとは体重減ってるかもなと思って、
昨日、量ってみた。

入浴前。
50.2kg。
普段は48kgちょいなんだけど、
晩御飯を食べて1時間後なので、若干重め。

入浴後。
49.0kg。

マイナス……1.2kg。

………………え゛っ（゜д゜）！？

減るなぁ、おい！！

人間は、体重の1％の水分がなくなると、
体温が上がって、疲れやすくなるらしい。
3％を超えると、体の動きが悪くなると聞いている。

50.2kgの1％は、502g……。

ヤバイヤバイヤバイ！！(((；゜д゜)))ﾉｼ

前は、ペットボトルに塩水入れて持ち込んでたんだけど、
最近面倒になっちゃって、もっぱら手ぶら。

も、持ち込もう。
どうりでフラフラするわけだ。危ねぇ。

半身浴で汗をかくと、
頭痛が収まって、体のだるさも消えるんよ。
通勤で崩れた体調を、その日のうちに回復させるための
大事な大事な日課なのよ。
その日課で疲れやすくなってたら、しゃれにならん。

でも、1リットルの塩水を持ち込んで風呂に入るってのも、
実に色気のない話だ。

すみませんねぇ。

1週間ちょいの自宅待機を終えて、今、出社していまーす。

自宅待機は、長かった。
1ヶ月は社会から隔離されていたような、久々のお外。
やっぱ専業主婦はできねぇな…と、つくづく思う。
体調を維持するために家にこもるのも大事だけど、
体調崩してでも仕事したい感情が、私を焦らせる。

なまじ、耐えられるレベルの体調不良を維持できるので、
働きに出ているわけですが、
当然、仕事のスピードやクオリティは著しく低下する。

風邪引いて熱あるのに、出社しなくちゃいけないときって、あるよね。
でも、思考が鈍ってるから、いつものようには仕事できないよね。
そんな感じの毎日。
フルタイム勤務は体がもたないので、
午後出社で残業なしとさせていただいております。
そんな気遣いを見せてくれる会社、他にないと思う。
会社の皆も、1人1人、本当に優しい。
恵まれすぎております。

だからこそ。
役に立っているのだろうか……。
もっと、キビキビクルクル働かないと、いる意味ないんじゃないか……。
そんな不安に苛まれてストレスも溜まる。
モチベーションを維持できない。

で、ゲンに愚痴ってみた。

「働くっていうのは、“はたをラクにする”ことだから、
　出来る範囲で働けばいいと思うよ」

……ゲン、おめは優しいなぁー！！！(*TエT)～3

小説からの引用らしいけど、
プレッシャーを緩和させるには十分な一言だった。
なんというかー。
普段ポケーとしてるのに（ぉぃ）、
何気ない一言が、いちいちメガトン級に気分をアゲてくれる。

ありがとう！！！！
欲張らずに、今出来ることで、地味でも頑張るよー！！！

今、会社の皆はモーレツに忙しい。
中間部門の非生産社員としては、
専門職の彼らが抱える物量を、直接的に減らしてあげることができない。
手伝えない。代われない。
それが本当に心苦しい。

事務職って、つらい……。

でも、申し訳ない後ろめたさで、オドオドしていてもしょうがない。
それならば、せめて笑顔で！

カラ元気も元気だー！！

会社が広くなります。
隣のテナントが出ていったので、その部屋を借りて、
壁ぶち抜いて、手狭になり始めていた社内を広くしよう作戦～。

おかげで、出社できなくなりました。
化学物質過敏症が、久々に、心底面倒臭くなった。

ほぼ全員分買い換える机とサイドワゴン、買い足す椅子。
真新しく敷き詰められるカーペット。
天井と柱と壁に塗るペンキ。
造作で一新されるエントランス。
そして、弱々しい空調。
揮発する接着剤や塗料、金属やプラスチックの新品臭が盛大にこもる、
想像を絶するケミカル地獄ですよ、奥さん！

ちなみに、自分の机は使いまわしなので広くなりません。
イスも汚いのを使い続けるし、
新しい席位置が、Ｌ字型の部屋のＬの端っこになるとわかったときは、
隅に押しやられて、島流しかと思った。
改装の害はてんこもりなのに、
快適性が増す恩恵は何ひとつないという、このつまらなさ。

会社の運営として当然であることはわかってるし、
反対する立場にないし、ていうかむしろ賛成なんだけど、
なんもねぇと、さすがに気分が腐る。

そこに来て、自宅待機です。
休暇ではない。

一応、メールだけはチェックできるように、
特別にPCを貸してもらい、持って帰ってきてはいますが、
終日を費やす作業があるわけでもなく。
何かあったら携帯かメールで連絡がくる感じで、
下手に出かけて、もしそのときに連絡が入ったりしたら
申し訳ないようなモヤッとした気分になるだろうなと考えると、
通院以外で外に出る気にもなれず。

まぁ、連絡がくることなんてほぼないので、
ただ、家にいるだけ。
蛇の生殺し。

非生産部員でしかやっていけないのに、
事務員としても中途半端な猫の手状態。
猫の手のスペシャリストになれれば別だけど、そんな気配もない。
そんなんで、体調不良に耐えながら健康的に振る舞い、
健常者に混じって仕事を続けていくなんて、
自分にとって、さほど大きな意味はないように思えてくる。
過去のアイデンティティにすがってるだけの体たらく。

……思考の下降期です。
さて、今回はどうやって脱却しましょうか。

前回は、諦めることで脱しました。
この手は二度と使いたくないので、
今回は前向きな方法で一皮向けたい。

新しいレノアハピネスのCMを見るたびに、憎悪が湧き上がる。

タバコと香水、香料で具合が悪くなる私ですが、
洗剤系のニオイで一番ダメなのが、レノアだ。

もー、レノアは本っ当に、最悪としか言いようがない。
肺の奥まで工業用アルコールが入ったかと思うぐらい、
揮発系の刺激で肺に痛みが走り、胸がむかつき、
後頭部からこめかみにかけてズシッと圧力がかかる。

ほんと、レノアって恐い。
何入ってんだろうと思う。
他の洗剤で、ここまでスゴイのないもん。

レノアハピネスのCMで浮かれとんでる女は、
自分さえよけりゃそれでいいと思ってる人の姿だ。
自分のニオイが他の人を不愉快にすることなんて、微塵も気にかけていない。

あのニオイの膜は、レノアだけにとどまらない。

タバコ臭の膜だったり、
つけすぎの香水の膜だったり、
いろんな香料グッズを使いまくって
ニオイの不協和音の膜に包まれている人だったりする。
シャンプーと、ヘアケア剤と、洗濯洗剤と、ハンドクリームと、香水と、
全部違うニオイのヤツを使ってる人とか、どうかと思うよ。

レノアハピネスの女は、
そんな、毎日どこかですれ違う、すげーニオイの人たちにしか見えない。

自分で自分のニオイがわかる時点で、
周囲にとってニオイがキツすぎます、マナー違反だし下品ですと、昔、何かで読んだ。
例えば香水は、誰かが自分に近づいたときに、かすかに香らせるアイテムだと。
脈を打つ手首にちょっとだけつけて、
同じように脈打つ首筋や足首に、軽くこすり移して、
脈で皮膚がわずかに動く、そのかすかな振動で、ほのかに香らせるものだと。
だから、近づいたときだけ、ふと、香る。
それが、香水の色気なんだと。

香水を、そんなふうに素敵に使ってる人って、いますか？
大抵の人が、近づかなくたってニオうよね。
通ったあとの道や、乗ってる電車の一車両にニオイを充満させて、ご満悦。
どう？　私、いいニオイでしょー。

レノアハピネスのCMを見ると、
香水クッサイ人がエレベーターに乗ってきたときの、
新鮮な酸素が瞬時にして失われる恐怖を思い出して、血の気が引く。

いろんなCMがあるけれど、
見てゾッとするCMは、レノアだけ。
化学物質過敏性の神経を逆なですることにかけては、
レノアのCMの右に出るものはないと思う。

このブログのアクセス解析によると、
毎日のように「化学物質過敏性」で検索した結果、
誰かしらが訪れてくれている。

けれど、申し訳ないことに、この病気ネタはほとんど書いていないから、
せっかく来てくれた人には申し訳ないけれど、
何も得られずに終わっていることと思う。

2005年に北里研究所病院で軽度の化学物質過敏性であると診断されてから、
この病気をネタに日記を書き綴っていこうと思ったこともあった。

けれど、結局書くのは、やめた。

だって、病気の話なんて、しんどいことしかないんだもん。
ツライけど頑張ってマスみたいな日記にしか、ならないんだもん。

朝起きて、家を出ると同時に頭痛が始まり、
ふいに起こる軽いめまいや吐き気をやり過ごしながらフルタイムで働き、
激臭の満員電車に耐えながら帰宅し、
お風呂に入ってサッパリするまで頭痛が止まない毎日。
何々がつらい、どこどこがクサい、アタマにきた、大変だった、けどなんとか頑張った。
そんな日記は書いてても楽しくないし、読んでも面白くない。

同じ病気の人の共感は、少しは得られるかもしれない。
でも、そんな日記はもう、私が書かずとも十分世の中にあふれている。
私が書くもの以上に、詳しい情報で満ちている。
私は正直、自分の病気についてほとんど勉強していないので、
そんなふうに人の役に立つような日記は、残念ながら書けません。

かといって、誰かを勇気づけられるような、
「それでも前向きに頑張ってマース！」みたいな明るい日記も書けません。
基本、24時間具合が悪いに等しいから、
それをデフォルトとして過ごすのに精一杯で、
明るい振る舞いを付け足す余裕なんかない。
それに、そんな苦労やハンデは、世の中には病気以外にもいっぱいある。
前向きにやるなんて頑張りは、皆が当たり前にやってることで、
それを露ほども表に出さず、毎日を笑顔で過ごしている人なんて、五万といる。
だから、「頑張ってマス」話なんて何をいまさらで、書きようがない。

日用品はすべて無添加・無香料の非化学系のものを使い、
遮臭効果のあるマスクを常備し、体に何か違和感を感じたらすかさず装着。
ビタミンの摂取を欠かさず、毎日半身浴で汗をかいて解毒を心がける。
体調を崩す原因となるタバコや香水が漂う場所には近づかない。
もしくは、息を止めてやり過ごす。

日々、こんな感じです。
この5年間、初めて北里研究所病院の診察を受けたときに
先生に言われたことだけを実践しています。
あとは、多少の体調の崩れは、表に出さない。
どうしても体調の悪さを隠せないときは、仕事を休む。
シンプルなものです。
化学物質過敏性という仰々しい名前の病気であろうが、
軽度であることと、周囲の皆がいろいろ協力してくれるおかげで、
皆と変わらず、日々働き、週末は遊び、
喜怒哀楽が普通にある生活を送ることができています。

部屋を出ることができない重度の患者の方にしてみれば、
軽度の私なんか、健常者です。
羨ましがられることはあったって、励ましや救いになることなんて、
本当に、何も書けること、ないんです。

視力が悪いので、コンタクトしてます。
背が低いので、ヒールのある靴を履きます。
化学物質過敏性なんで、マスクしてます。
いつか治ればいいな。
それぐらいの気持ちで過ごしてます。

……でも、苛立つことはある。

化学臭さえなければ、無敵なのに。

不摂生な生活をして、やれ風邪をひいただの、
やれお腹を壊しただのと、しょっちゅうグズグズ言ってる人に比べれば、
ずっと健康だし、体も丈夫なのに！　ってね。

普段は内勤オンリーなんだけど、今日は珍しく直行直帰。
なんと、夕方6時には帰宅。
うわー、退社定時の15分前！　いやーん、早ーい。

私の定時は、夕方6：15なんです。
そんな時間に、あがったためしはありません。
ヒマな事務員のはずなのに、
なぜか毎日8時過ぎまで仕事があって、家に着くのは10時半。

そんないつもより、4時間も早いんですよ。
もうね、別世界。
何しようかな……って、しばし放心。

で、風呂にお湯ためました。

ローズマリーがふうわり香るお気に入りのバスソルトで仕上げて、
水出し紅茶をたっぷり入れたペットボトルと、
だいぶ前にもらった「机上の九龍」と「全能のノア」って漫画を持ち込んで、
の～～～～～んびり半身浴。

漫画、面白かったよ！
気がついたら、9時半過ぎてた。

……9時半？　に、……に、2時間も経ってる！！

さすがに長すぎた。
慌てて体を洗って、計3時間。
風呂からあがってからも汗が止まらず、体もアツアツで、
心臓はドキドキしてたし、しばらくベッドでのびた。

本当は毎日、1時間は半身浴したいんだよね。
その日の毒素は、その日のうちに出してから寝たい。
そうしないと、週末に向けてどんどん体調が悪くなっていって、
土日に何もできなくなるんだよね。
体を休めるのに精一杯で、月曜の朝になる。
呼吸で取り込んだ毒素は、呼吸で出せたらいいのになと、いつも思う。

夜中に帰ってきて、1時間の半身浴なんて無理だ。
だから、いつも30分。全然足りない。
週末に向けて、体がどんどん、重くなっていく日々だった。

それがアナタ、１回汗かいただけで、こんなに軽やかになるなんて！

少し疲れちゃったけど、それでも、体は軽かった。
感動した。
全身の水分がすっかり入れ替わるぐらい汗をかいて、
体が本当に軽くなって、こんなに幸せなことないなって、思った。

だから明日も明後日も、また毎日1時間、半身浴できるように、
時間配分を真面目に考えて仕事しようと思う。
キリのいいところまで……なんて考えてるんだけど、
仕事にキリなんて、ないんだよ。

毎日、ちゃんと汗かく！
そんで週末は、平日よりもずっと楽しく過ごしたい。

おまけ。

長きゃいいってもんじゃないよね。

今日は久々に東京にお出かけ。
年末に仕事納め＆退職してから初の上京なので、
かれこれ、10日ぶり。

いやぁ、驚いた。
多摩川を越えたら、空気がクサイのなんの。
蒲田の駅のホームで電車のドアが開いた瞬間、むせかえる化学臭。
なんか変な工事でもやってんの！？と、少し焦りながらマスクを装着。
胸にイヤな感触がせりあがってくるのを気にしないようにしながら、品川到着。
ホームに降りて、マスクを取ったら、
蒲田と同じニオイがした。

結局、東京で用事を済ませて多摩川を越えるまで、
マスクを外すことはできず。

そう、不思議なことに、
川崎、鶴見はマスクなしでも街を歩くことができる。
多摩川を越えた途端に、空気がマズイ。

川って、そんなに遮断力があるんだろうか。

ちなみに、コレが私の愛用マスクです。

「キャッチマスク」といいます。
50枚入りを箱買いです。
少し前に、このマスクの輸入元会社が倒産したらしく、
ネットショップから一時期姿を消してしまって、かなり慌てた。
無事、amazonで発見できたからよかったよ～～。
各ネットショップの皆様、早く新しい仕入先と契約して、
在庫を確保してください。
そしてなるべく安値で販売してください。お願いしまっす(>人<)

ていうか、今日、東京方面、何かあったの？
それとも、しばらく行ってなかったせいで、慣れが薄れたんだろうか。

愛用しているクナイプのバスソルトに、いつのまにか新しい香りが増えていた。

　「ローズマリー……」

って、あれだよね？
白身魚を焼くときに添えるとおいしいハーブ。
いい匂いすんだよね、食欲をそそる、すがすがしい匂い。
あれをお風呂に入れたら……、スープになるような気がするんだけど

でも、物は試しなので、買ってみた。
夏はミント、冬はラベンダーとメリッサ一辺倒だったから、
たまには違う香りにしてみたい。

そう。
MCSになってからは、香料という香料は全部ダメになって、
大好きだったポプリもお香も使えなくなったのに、
クナイプの香りだけはなぜか平気で、
「素朴な無香料」が合言葉の、正直味気ない生活に、
いい香りを運んでくれる唯一の存在で、バスタイムは本当に楽しい。

お湯に溶いたら、ふわぁっと、さわやかなハーブの香りがした。
そんで、かすかーに、甘ぁい香りも。
本物のローズマリーも、本当にかすかに甘い香りがするんだれど、
あれをちょっと濃くしてる感じ。
やさしい、花の甘さ。
すごくいい。この甘い香り。これぞアロマテラピー……。

疲れて凝った脳みそをゆるゆるとほぐし、リラーックス……。
安心して香りが吸える幸せを、お湯の中でしみじみと味わう。

そういえば、少し前に食べたマコガレイのムニエルも、
こんな香りがしてたなぁ……。
湯船で手足を伸ばしながら、考える。
この風呂上りは、白ワインがおいしいかもしれない。

害虫駆除の薬剤散布が終わった会社へ、
行ってきました。

ニオイは特に感じなかったけど、
脈打つような頭痛があり、
のどの奥が熱を持ちました。
すぐに咳が出始めて、
それが止まらなくなりそうだったんだけど、
いつも使ってるマスクをしたら、
咳はそのうち、治まりました。

今日は1日、水でしぼった雑巾を持ち歩いてました。
オフィスに入るときにドアノブを拭き、
席に着く前に机と椅子を拭き、
打合せ前にはテーブルを拭き、その椅子も拭き、
書類を出す前に書庫の扉を拭き、
お茶を入れる前に冷蔵庫を拭く。
移動するたびに、その先のものを拭いて歩きました。

そのまま触るのが、怖かったので。

お昼ご飯を食べるとき、マスクを取るのが怖かった。
でも、咳き込まずに普通に食べれて、ほっとした。
頭痛がするから、食後はすぐにマスクをつけたけど。

でも、それ以上の体調の悪化はなかったので、
マスクをしてれば、なんとかなりそう。

他の人は、ニオイも感じないし体調も崩さない。
殺虫剤を散布する前とした後に、なんら変わりはない。
それが普通だ。
でも最近は、その「普通」なことのほうが怖いと思う。

有害な化学物質があるのに気づけないなんて、
そっちのほうが、よっぽど怖い。

そう考えると、この病気も悪いことばかりじゃない。
いいことも結構あった。

そう思えるようになったのが、一番いいことかも。

各位

　全館害虫駆除消毒実施のお知らせ

で始まるプリントが配布されて、身の毛がよだった。

やばい。どうしよう。
私にとっては消毒なんかじゃない。
まぎれもなく、“毒”の散布だ。

オフィスと共用部分には、
ピレストロイド系殺虫剤を残留散布、もしくは状況により煙霧。
給湯スペースには、カーバメイト系殺虫剤を残留噴霧。
施工は土曜の朝。
翌朝まで密閉ののち、オフィス使用開始前に換気のこと。

　「月曜日、休ませてください」

速攻で、休みを取った。
土日の丸2日間、薬剤が充満し続け、
月曜日にやっと扉を開ける部屋なんかに、
とてもじゃないけど、出社できない。
どんな発作が起こるのか想像できないし、考えただけで怖ろしい。

で、今、家にいるわけですが。

正直、明日会社に行くことにも、腰が引けている。
たった1日換気してもらっただけで、
私が呼吸できる空気になっているとは思えない。

オフィス中のカーペットから薬剤が立ちのぼり、
机も椅子も壁も天井も、薬剤にまみれている。
そして、ビルの共用部分であるエレベータホールや階段、
廊下やトイレ、給湯スペースには、窓がないのだ。

怖い。
逃げ場がまるでない。
発作が起きたら、どこに行けばいいんだろう。

でも、行きたいんだよなぁ、会社。

せっかく外に出れて、見つかった仕事なのに、
こんなんで休むぐらいなら、辞めろって話でしょ？
それに、どんな症状が出るのか、確かめたい気持ちもある。
確かめながら改善していくしかない病気でもあるし。

……ええい！
いざとなったら、誰かが助けてくれるだろ！
死ぬこたぁないだろ！
……と、思う。

というわけで、明日は会社に行きます。